GeoTIFFリーダーを作りました
はじめに
前回ので、3D画像ファイルにおけるGeoTIFFファイルについて調べました。
その前回記事では、3個のGeoTIFFファイルを具体例として選び、GeoTIFFタグデータやGeoTIFFキーデータを調べました。
タグデータやキーデータの調査は、ファイルのバイナリデータを仕様書に基づいて読み解くといったやり方で、結構時間がかかりました。
前回記事を公開した後で、そういうGeoTIFFファイルのタグデータやキーデータを簡単に無料で気軽に取得出来るツールがあればいいと思い、自作することにしました。
今回は、自作したを紹介いたします。
上のリンク文字をクリックすればGeoTIFF Readerが開きます。
GeoTIFFリーダー(GeoTIFF Reader)は、入力されたGeoTIFFファイルのGeoTIFFタグデータとGeoTIFFキーデータを抽出して表示するオンラインツールです。
TIFFタグを解析するので、GeoTIFFでないTIFFファイルを入力してTIFFリーダーとして用いることもできます。
入力されたファイルは管理者(サーバー)に転送されず、ブラウザ内で全ての処理が実行されるので漏洩の心配はありません。
使用方法は簡単で、ドロップエリアにお手持ちのGeoTIFFファイルをドラッグ(タッチ)&ドロップするか、「ファイルを開く」ボタンをクリックしてファイル選択するだけで解析結果が表示されます。
前回のの「具体例1」で示した同じcea.tifをGeoTIFFリーダーで解析した表示例を【図1】と【図2】に示します。
【図1】は解析結果の始まり部分、【図2】は解析結果の終わり部分で、長く続くデータは縦スクロールで表示されます。
おわりに
まだ出来たばかりの状態であり、チェックしたサンプルも少ないのでバグが多くあるだろうと思われます。
今後改善していくつもりですが、うまく動かない場合はどうかご容赦ください。
データ数が異なったり、データの型が異なったりした場合のすべてのケースに対処するのは容易ではありません。
現在は管理者(サーバー)へのファイル転送は行わないことにしていますが、別の仕組みを設けてお客様からのファイル解析依頼を受け付けられるようにしたいと考えています。
ご協力をよろしくお願いいたします。